私が小さい頃過ごした家は、蚕室が2階にある昔ながらの田舎家でした。
その家は、玄関に広い土間があり、一角には野菜を保存するために土間を掘って作った「ムロ」もありました。
さすがに、煮炊きをするほどの大きさの土間ではありませんでしたが、畑仕事の合間のお茶や、近所のおじさん・おばさんがみえると、土間がくつろぎの場になったりしていました。
餅つきや、味噌作りをしたのも覚えています。

そんな土間のある家が、最近は増えてきています。
当社で建築中のY・S様のお住まいも、土間のある設計です。
現在、6月より着工予定の「信州OM・環の住まい」モデルハウスでも、
重要なファクターとして計画されていますのでお楽しみに!

土間とは、室内と屋外の中間であり、色々な機能をあわせ持つ空間です。
使う人それぞれが、楽しめ重宝する場として、平成の土間空間を提案出来ればいいな!っと思います。

木曽檜や遠山杉などの県産材の美しさと、土間のほっこりとしたぬくもり。
ホっと息をつけるような住まい。いいですよね!!

1ページ (全2ページ中)