工事 滝澤和成 自己紹介へ

エアサイクルのしくみ

さて、「エアサイクル」って何でしょう?簡単にいいますと、暑さ寒さから家を守る断熱工法の種類のひとつ。いわゆる外張断熱工法と呼ばれている工法のひとつなのです。エアサイクルでは、基礎だけではなく、空気の通り道を確保している断熱材・屋根裏素材、空気や熱を吐き出す小屋裏換気口で床下→壁の中→屋根裏をつないで、空気が自由に動ける、繋がった空間を確保しています。これを“エアサイクル層”と呼んでいます。エアサイクルでは、エアコンや送風機などのように、電気や機械を利用して空気を動かしたりしません。あくまで、空気の性質を利用し、空気が自然に動くようにしているのです。空気は、暖めたら軽くなって上に行く、冷やしたら重くなって下へ沈む、広い空間からいきなり狭い空間を通ると勢いよく動いていく、といった性質です。それを屋根裏や床下の換気口を開け閉めするだけで、夏と冬の切り替えができ、人が快適に過ごせる住空間をつくることができるのです。現在建築中のK様の家エアサイクルで工事させていただいてます。

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