設計 高森喜洋 自己紹介へ

自立循環型住宅

先日、自立循環型住宅設計設計講習会へ行ってきました。

自立循環型住宅』とは、その住宅がどれだけ自立して住生活を営んでいけるかを、ガイドラインを使って、2000年頃の標準的な住宅と比較して何パーセント削減できるか表示するものです。
建物の断熱性能や、自然風利用、夏の日射遮蔽、冬の日射取得、家電製品の性能、等大きく13項目を評価し年間一次エネルギー使用量を割り出します。

当日は、住宅技術評論家の南雄三氏が講演され、自立循環型住宅マイナス50%への設計の工夫や、海外の住宅技術などをお話ししていただき、とても勉強になりました。

今では、LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅やスマートハウスなどの住宅造りの技術に関して、大手ハウスメーカーと中小工務店との差が問われていますが、地元工務店ならではの取り組みや、工務店が先進的な技術を導入することで、得られる身近な安心感を地元の皆さんにご提案できれば良いかと考えています。

残念なことに、今回の自立循環型住宅ガイドラインは温熱地域区分のⅣ地域限定のもので、私の住む上田市のⅢ地域では活用できないのですが、評価の内容を理解した上で、設計に工夫を加えて行きたいと思います。

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