社長 中嶋守夫 自己紹介

長期優良住宅

2015/09/17(木) 未分類

諸外国に比べ、取り壊される住宅の平均築後年数が極端に短いのが日本の住宅だそうです。
経済成長を続けてきた社会情勢の中で、設備機器・建材・サッシなどの建具類がめざましく進化をし、豊かさを求めるライフステージの変化に対応できない住宅が、どんどん新しい物に建て替えられてきたという背景があるようです。
これからの熟成を迎えていく社会では、人口・世帯の減少が予想され、開発圧力は小さくなり、まだ使える住宅が取り壊されてしまうという事例が減少していくと言われています。

最近、建て替えた方がいいのかリフォームをした方がいいのかと、悩まれているお話をよく耳にするようになりました。
確かに、「まだ使える住宅」を壊してしまうのはもったいないと思いますし、産業廃棄物に関わる「エコ」という観点でも良くない事でしょう。私達もお客様のライフステージに合うようなリフォームの提案をしていきたいと思います。
しかし、私達の地域には築後そうとうの年数を経過した「もう十分に使命を終えている」と思える建物にお住まいの方も多くおられ相談される事があります。そもそも、まだ使える・もう使えない、あるいは残すべき・残さないべきの判断は、建築を手がけているプロの中でも意見は分かれるでしょうし、当然の事ながらそこに長く住まわれてきたお客様の「気持ち」がとても重要です。プロとしての意見は言わせて頂きたいと思いますが、お客様が「納得」される事を一番に考えていきたいと思います。

さて、「いいものを造って、長く大切に使う」という考えから、昨年より動き始めている長期優良住宅ですが、弊社も全棟「長期優良住宅認定を取得する住まい造り」のもと、来る9月25日、26日には、完成・構造の見学会を予定しています。
各現場にて、構造・仕様、あるいは補助金の制度などのお話をさせて頂きますので是非お出かけ下さい。

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