日本は、高温多湿の気候で、「湿気の文化」の国と言われています。
カビの発生しや すい特徴をもった気候なのは言うまでも無く、その反面、同じカビの種類から『みそ・しょうゆ・酒など』発酵食品の恩恵も受けているのも事実です。
しかし押入れなどに発生するカビはとても厄介で、ありがたい存在ではありません。
最近の住宅は断熱化が進むにつれ、気密性も高くなり、一般的に言う所の「閉じた住宅」になったのが原因かと思います。
出来るだけ窓を開けたり、換気扇を使い空気の流れを作り湿度を50%程度に近付けることが大事です。

湿気に関係するもうひとつの被害…シロアリ…
すでに今年は弊社に『白蟻のような虫が出たので見てほしい』という依頼が数件ありました。
その中でちょっと珍しい事例がありましたのでご報告します。
洗面所の柱が穴だらけになっていて、周りには黒い小さな虫が10匹近くいたので、持ち帰り早速調べると、
シバン虫と判明…湿気の多い所とは関係なく飛来してくるので、防ぎようが無いそうで、
柱などに入って卵を産み、そこで子供を増やしまた他に移っていくという、とても癖の悪い虫です。

建物の補修方法は、食われた部分を全面撤去以外に無いそうです。
私も始めてみましたが、名前も漢字だと『死番虫』と書くそうな…本当に恐ろしいですね!
皆さんも写真の虫を家で見かけたら注意してください…!

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