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社長の思い

守りたいもの

美し信州建設 代表取締役社長 中嶋大介

2015年秋、美し信州建設の代表取締役社長に就任した中嶋大介。父・中嶋守夫(前会長)の打ち出した創業の精神「地元で最も必要とされる会社」を継承し、さらなる未来へとスタートを切りました。仕事への思い、そして美し信州建設のこれからを語ります。

ものづくりの心は未来への遺産

美し信州建設は、日本で最高級と言われる木曽檜をはじめ県産の遠山杉、信州唐松・赤松などを使って家づくりをしています。こうした素晴らしい木を扱うためには、腕が良く人柄も間違いのない職人の存在が欠かせません。弊社では父の代から職人の確保と育成に力を注いできました。その甲斐あって現在では多くの職人が、パートナー(注)として美し信州建設の家づくりに取り組んでくれています。パートナーたちはベテラン職人が集う『信匠会』、若手中心の『翔和会』を独自に運営し、技能の向上、安全対策、マナー講習、イベントの実施、地域でのボランティア活動などを行っています。

この二つの会は弊社の誇りでありかけがえのない財産です。社長となってまず思ったことはこの人たちが美し信州建設に向けてくれている心を、絶対に無碍にはしないということでした。いまの日本で、職人と呼ばれる人たちが次の世代へと技を伝えるのは容易なことではありません。伝えるべき相手(職人のなり手)が極端に減っているからです。この困難な状況の打開を、職人だけに委ねるのではなく、地域工務店の責務として全社を挙げて取り組んでいきたいと思っています。

※注:美し信州建設に元請・下請の関係は存在しません。ともに働く人たち全員を、私たちは「パートナー」と呼んでいます。

信匠会

信匠会

翔和会

翔和会

素晴らしきパートナーたち

パートナーたちはそれぞれに個性的で、魅力的なのですが、中でも私にとってシンボルとも言うべき職人さんが居ます。一人は大工の井出さん、もう一人は左官の遠藤さんです。井出さんは私が幼い頃から棟梁として働いていて、それはもう粋でカッコいい大工さんでした。いまは飄々としたおじいさんになりましたが、腕の冴えは相変わらずで職人の間でも一目置かれています。ともにずっと仕事をしてきた前会長に恩義を感じてくれている井出さんは、「社長のそばで死ぬまでやる」と言ってくれています。天井板ひとつ張るにしても、どの板をどこに使えば空間がすっきりして広く見えるかを考えながら張る井出さんの技を、ぜひ若いパートナーに吸収してもらいたいです。

遠藤さんは現在『信匠会』の会長を務めています。年上の職人にも年下の職人にも人望があり、美し信州建設の家づくりにとってまさに要と言える人です。上田周辺は冬は材料が凍ってしまい左官仕事が出来ないときがあります。そんな時、遠藤さんは京都に行き、伝統的な左官の技を学んでいました。また業界を盛り上げていくことにも熱心で、上田城で「左官フェスタ」というイベントを開いたり、明日の左官を発掘するための努力を続けています。

大工:井出 袈裟男
大工井出袈裟男
 
左官:遠藤 仁
左官遠藤仁

私は井出さんや遠藤さんのような職人が地元に居ることを、誇りに思います。そして彼らに続く若い職人を育てることは地域にとっても非常に意義あることだと思うのです。幸い、美し信州建設では二代目の職人が育ちつつあります。設立当初からのパートナーである岩月電工の恭彦・淳希親子は、息子の淳希さんが2013年に後を継ぎました。お父さんもバリバリの現役で、持てる技のすべてを息子に伝授しようと張り切ってくれています。このような例が他にもあり、そんな未来の芽を大事に育てることが私の使命だと思っています。

電気工事:岩月 恭彦・淳希親子

電気工事 岩月恭彦 淳希親子