人はひとりでは何もできない
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もちろん誰一人、見返りなど求めてはいません。第一、見返りへの期待よりもリスクの方がよほど大きかったはずです。それでも大らかに助けてくださったのは、何故だったのでしょう。地元で頑張っている若い者を見過ごしにできないという気持ちでしょうか。地元が発展していくためには、人材を育てなくてはならないという義務感だったのでしょうか・・。 いま私は、何かのご縁で出会った人には、自分にできる最大限のことをしようと思って接しています。たとえ相手が子どもであろうと、その思いに変わりはありません。 なぜなら私は、人は人によって育てられることを、身をもって経験したからです。少年の頃には故郷の人びとが、そして仕事をしてからは出会うすべての人が、たくさんのことを教えてくれた―。素晴らしい出会いに感謝しています。 |