社長の思い~伝えたいこと

住まいを通して地元と
都会の人をつなぐ

地元の工務店として地元のみなさまに愛される会社をめざすことは、永遠に不変の目標ですが、そんな地元の魅力を都心に向けて発信することも大切ではないかと考えています。と言うのも、最近マルチハビテーションと呼ばれる“複数の居住空間を行き来しながら生活するライフスタイル”が都会の人々の間で広がりつつあるからです。「平日と週末」「都心と郊外」「都会と田舎」「日常と非日常」など、複数の用途や場所を使い分けるこの暮らし方は、都心と地方との交流を活発にしてくれるので大歓迎したいですね。自然が豊かな上に新幹線で来られる上田は、すでに注目を集め始めています。こうした人々のために、ただ家や別荘を建てるのではなく、“地元とつないでいく”役割を果たしたいと私たちは考えています。

マルチハビテーションではありませんが、静岡の焼津から上田に生活拠点を移されたS様のことを紹介させてください。ご夫婦二人暮らしのS様。上田の自然と新幹線で来られる気軽さに魅かれ移住を決められました。木々に囲まれた家で田舎暮らしを満喫しておられます。もともと手先が器用で何でも自分で作ってしまうご主人は、小鳥の巣箱作りや陶芸などを楽しんでおられます。四季の移ろいを感じられるのが良いとおっしゃる奥様は、「春の山桜、山菜。秋の紅葉、木の実、きのこ。自然の恵みをこれほど感じたことはない」と満足そう。「採れ立ての野菜もよく戴くんです」とおっしゃいますが、田舎では当たり前のことなのにこれほど喜んでくださるのかと、こちらはちょっと驚いてしまいます。住居にはOMソーラーと薪ストーブを入れているため暖かく、「静岡よりも暖かいんです!」と驚いていらっしゃいました。

S様のような暮らしに憧れる方々に上田の良さを知っていただけるように、そして不安を感じることなく地元に溶け込んでくださるよう、お手伝いしていきたいと思います。

 
静岡から上田に移住されたS様

静岡から上田に移住されたS様

ただいま田舎暮らしを満喫中

ただいま田舎暮らしを満喫中

明日も、明後日も
前を向いて歩いて行こう

一代で会社を築き上げ、ブルドーザーのように皆を引っ張ってきた父から、今度は私が会社を引っ張っていく立場となりました。親子といえども個性の違う人間なので、私は私のやり方で美し信州建設の長所を伸ばしていきたいと考えています。

嬉しいのは社員が誰一人として後ろを向いていないことです。むしろ前会長の思いを自分たちが引き継いでいこう、時代をよくみつめ、新しい魅力を自分たちの会社に付加していこうと、ベテランはベテランなりに、若手は若手なりに自分事として考えてくれているのがとても頼もしく思えます。そんな社員の中に工事担当の滝澤和成と設計担当の高森喜洋が居ます。二人は私と同世代。しかも小学校の同級生と一学年後輩という間柄です。私が社長となったことで二人も変わりました。これまで会社の理念をどのように体現していくかというふうに考えていたのが、理念そのものを自分たちがつくっていくのだという気迫のようなものを二人から感じます。

嬉しいですね。私はカリスマ社長にはなれませんが人のやる気を引き出すこと、皆が主役になれる場をつくることには少々自信があります。父が大切に育ててくれた社員、パートナー、そして何よりお客様という素晴らしい人の輪を大切に、そしてますます広げて行ける会社にしたいと思います。どうかみなさま、これからも美し信州建設が地元になくてはならない会社として研鑽を積んでいけるよう、厳しくあたたかいご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

同年代の仲間

工事の滝澤和成、設計の高森喜洋と。同年代の仲間との他愛ない会話が、いつしか会社の未来についての激論に発展することもしばしば。