信州の、本物の、木の家です
“上質の木の家”を手に入れるために
木がふんだんに使われた建物の中に居て、安らぎを感じない日本人はほぼいないと言っても良いのではないでしょうか。それくらい、私たち日本人と木との関係には密接なものがあります。なかでも信州は言わずと知れた木の王国。青々と連なる山々は良質の木材の宝庫で、他の地域ではお目にかかれないような木を、ふんだんに使った家づくりが可能。“木好き”にとってはたまらない魅力をもった土地です。
美し信州建設はそんな、木に関してはちょっとうるさい土地柄の中で、さらにこだわって木の家づくりを進めてきた会社。せっかく建てるのであれば、みなさまに“上質の木の家”を建てていただきたいと願っています。木の家とひと口に言っても、その中身は千差万別です。さっそくその中身をお話しすることにしましょう。
木の種類や産地を知っていますか?
お話をする前に、ちょっと質問です。
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美し信州建設が長野県産の針葉樹を使う理由
もう少し詳しくお話しましょう。まずは長野県産の針葉樹を多く使う理由について。それは、私たちの長野県では、日本で一番高価な木曽ひのきをはじめ、遠山杉や根羽杉と呼ばれる良質な木材の産地でもあることが、第一に挙げられます。
第二に、信州の厳しい自然で育った針葉樹は、堅固な構造体(骨組)を築く上で最適です。また床・壁・天井などに用いた場合、柔らかな肌触りとやさしいぬくもりがより自然との一体感を味わえることも、美し信州建設が針葉樹を多用する理由です。
針葉樹を多く使う理由は…
次に木の産地を長野県に絞っていることについて。美し信州建設で使用する木材の90%は県産材です。外国産は問題外。なぜなら輸入する際に、必ず薬品による防蟻・防腐処理を施されているからです。住まう人の健康への影響を考えればおすすめできません。また、時間が経つにつれて黒っぽく、汚くなっていくことも、外国産の木を使わない理由の一つです。
美し信州建設の家で、土台や柱として使っている木曽ひのきは、時間が経つほどに光沢のあるあめ色に変化していきます。また、国が定めた長期優良住宅の基準において、防蟻処理をしなくても良いとされています。
長野県産材に絞っている理由は…
・時間が経つほどに光沢のあるあめ色に変化していく
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大工は山を見るもの、だから県産材にこだわります
外国産の木を使わない理由はわかったけれど、国内産なら別にいいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、1本のひのきが家の材に適した太さになるのに、地域によってかかる年数が違うことをご存知でしょうか?暖かい地方では30年から35年である程度の大きさになるものが、平均的な気温の地方では50年、木曽では70年かかると言われています。木曽では暖かい地方の倍の年月がかかるのです。当然その分だけ、年輪の詰まった粘りのある木材になります。 また昔から<大工は山を見る>と言われているように、木の生い立ちを知ることが職人にとっては非常に重要です。県産材でさえ、場所によって木の特性は違うもの。陽当りの良い場所で育った木、寒い日陰で育った木、斜面で窮屈に育った木、面白い曲がり方をした木など、木の性格をよく知って、いかに上手に組み合わせるかが大工の腕の見せどころです。それが上手く出来ている家は、長持ちするだけでなく、見た目にもバランスが良く、美しいものです。そんな家をつくりたいから、美し信州建設では木の出身地や履歴が見える、県産材にこだわっているのです。 |
「でも高くないの?」って思いますよね?
確かに最高級の材料ですから、安くはありません。特に美し信州建設が木曽ひのきを使った家づくりを模索し始めた昭和58年(1983)当時は、一部のお金持ちのための建築材料でした。しかし、良いものをつくりたいという当社社長・中嶋守夫の情熱が、長野県木材組合の理事長をしておられた故・Y氏の心を動かし、工務店では異例の市場での直接買い付けができたのです。 流通の中間コストをカットできたことによって、高級木材の木曽ひのきを手頃な価格でお客様に提供できるようになりました。通し柱、すべての柱、土台、大引き、鴨居、廻り縁、大黒柱、羽目板、床板、間柱、筋交、銅縁、ラス下、板塀、ウッドデッキまで、木曽ひのきを使用しています。木材市場とも30年に及ぶお付き合いの中で、美し信州建設の信念をご理解いただき、良い関係が築けています。 また、県産材を積極的に使うことは、森が荒れるのを防ぎ、治水や環境保全にもつながります。長持ちする家をつくれば、建替えによって出る廃材も減らすことができます。直接の節約にはならなくても、子孫が安心できる未来のために必要なお金を使っているという考え方はできないでしょうか。美し信州建設がローコストに走らず、踏ん張っている理由もそこにあります。 |
充分に寝かせた木を使う大切さ
最後にとても大切な話をひとつ。いくら高級な木を使っても、それを急いで強制的に乾燥させてしまうと、台無しになってしまうということを、ぜひ知っておいてください。 どんな木も、伐ってすぐの生木の状態では水分が多すぎて使えません。そこで乾燥させるのですが、技術のなかった昔はすべて天然乾燥でした。いまでは技術が進み、人工乾燥が主流になっていますが、美し信州建設ではこの乾燥のさせ方にも、強いこだわりをもっています。 まずは色よく仕上がり、木の匂いも残る<中温乾燥>でゆっくりと乾燥させます。次にその木を自社の倉庫に持ってきて、さらに半年以上寝かせます。木はとろとろとまどろみながら、上田の気候と馴染みつつ、乾燥していくのです。百年の寿命を保つ家を建てるには、木にもそれだけの身支度が必要、私たちはそう考えています。 |
「木曽ひのき県産材見学会」に興味のある方…
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