大きな窓から自然を感じる家

南斜面の住宅地。
開けた眺望を取り込めるよう、南東には大きな木製窓を計画。

景色と光を取り込む窓。

障子を通して光が柔らかく広がる。

食卓からすぐ手が届く、使い勝手のよい造作収納。

2帖の畳スペース。

縁のない和紙畳と唐松の框。

自社設計の造作キッチンは、地元の家具職人との協働。

家電や食器などの定位置を考えたキッチン背面収納。

マットな質感の手掛け金物。

視線の抜けは、穏やかでのびやかな景色を取り込み、空間の広がりを感じる。

ベッドに寝転がりながら八ヶ岳を望めるように、窓の高さを低く計画。

高窓から自然光が入る造作洗面台。

左官塗り壁の豊かな表情。

握りやすく触り心地が良い杉材の手すり。

２階の子供室。北東の窓からは浅間山が望める。

夜の明るさ。

灯りの重心を低く。

料理や人の顔を美しく見せる高さ。

ほしい所に灯りを。

ちょうどいい所にある、ベッド周りの照明。

食卓の灯りを囲む。

高さを抑えた灯りが壁や天井に広がる。

北に浅間山、南に八ヶ岳が望める、高台の敷地。建物は、南に大きな開口部を設け、半平屋のような大屋根の家としました。

リビングダイニングは勾配天井とし、広々と、そして緩やかに２階の子供室ともつながるような設計となっています。夫婦ともに、夏は山登り、冬はスノーボードという趣味を楽しめるように、土間収納を含め、たくさんの収納を設けています。家にいても山々を感じられるように、現地で山が見える場所を確認し、開口部の設計をしました。リビングの南東の角には大きな製作の木製窓を設け、小諸の豊かな自然が感じられ、寝室の低く設置した窓からはベッドに横になりながら遠くに八ヶ岳を望めるようにし、２階子供室の北東の角に設けた窓からは勉強しながら浅間山を望めるようにしました。リビングからつながる２畳のタタミスペースをつくり、リモートワークや読書、お昼寝、家での時間が楽しめる空間も設けました。ご主人ご希望の書斎はこもれるような空間に、それ以外の空間はそれぞれが緩くつながるような設計となっています。

UA値0.24という高い断熱性能、パッシブエアコンと一種換気システムによる１年を通して快適な室内環境、太陽光発電によるエネルギーの自給、これらを取り入れた高性能な住宅です。 大きな屋根に包まれているような安心感と、自然を感じられるのびやかな暮らし、個々の居場所もありながら、家族の存在を感じられるようなあたたかな住まいです。