繭 -まゆ- のモデルハウスのなかに、私がどうしても長居してしまう、お気に入りの場所があります。
それが、リビングの片隅にしつらえた「畳小上がり」です。
コンパクトな住まいの中に生まれた小さなこの空間。実は、私が個人的に「一番おすすめしたい居場所」でもあります。
【地窓越しに広がる山々】
この場所の何よりの贅沢は、低い位置に設けられた地窓からの眺めです。
小上がりに腰掛けたり、ごろんと横になったりすると、視線の先に烏帽子岳の豊かな山並みが、まるで一枚の額縁絵のように綺麗に切り取られます。
お気に入りの本を片手に畳に転がり、ふと目を上げると広がる上田の空と山々、ただそれだけのことが、慌ただしい日常を忘れさせてくれる最高の時間になります。
畳ならではの清々しい香りと、床に近い暮らしの安心感。ソファで過ごすのとはまた違う、ほっと心がほぐれていくのを感じます。
【昼と夜、時間を忘れて寛ぐ場所】
この畳スペースは、時間帯によっては全く違う表情を見せてくれるのも魅力です。
昼間は、地窓からさわやかな光りが差し込み、家族の気配を感じながらお昼寝をしたり、おこさまが心地よく遊べる明るい空間に。
そして夜になると、壁や足元を照らす柔らかい灯りがともり、まるで繭に包まれているかのような、静かな「おこもり感」が生まれます。
一日の終わりにここに横たわり、ぼんやりとあたたかい灯りを眺める時間は、忙しい毎日に深呼吸を届けてくれます。
【派手さはないけれど、確かな心地よさ】
暮らしの中に、決まった使い道を決め込みすぎない余白をつくること。そして、自然の景色の移ろいや手仕事の温もりに身を委ねられる場所をつくること。
派手な装飾で飾るのではなく、そこにいるだけで心が満たされるような「確かな心地よさ」が、この小さな畳スペースには詰まっています。
繭にお越しいただく機会がありましたら、ぜひこの小上がりに腰を下ろして、地窓からの景色と静かな空気感を体感してみてください。
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