
私たちは設計した住宅に、一棟ごとタイトルをつけています。
「○○様邸」という呼び方もありますが、社内やお客様との打ち合わせでは、「育景の家」や「木洩陽の家」といったタイトルで呼ぶことが少なくありません。
タイトルを考えるのは、実は設計の中でとても大切にしています。
敷地を訪れた時に感じた風景や光、そこで暮らすご家族の想い、家づくりの過程で見えてきた住まいの特徴などを振り返りながら、その家らしい言葉を探していきます。
もちろん、タイトルを付けたからといって家の価値が左右されることはありません。
それでも、その家づくりで大切にしたことを一つの言葉にまとめることで、私たち自身も設計の原点を再確認することができますし、お客様にとっても住まいへの愛着につながるのではないかと思っています。
家は完成した瞬間がゴールではなく、そこから暮らしが始まります。
季節の移ろいを感じたり、家族の思い出が積み重なったりしながら、その家ならではの風景が少しずつ育っていきます。
皆さんのご自宅にも、もし名前を付けるとしたらどんなタイトルになるでしょうか?
そんなことを考えてみるのも、なかなか楽しいかもしれません。
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