社長 中嶋守夫 自己紹介

地震

2015/01/18(日) 未分類

先週の12日にハイチ共和国でマグニチュード(M)7.0の大きな地震がありました。
 ハイチは長年不安定な政情が続き、統治能力を欠く政府では安全に備えがされていなっかったということで、相当な被害があるようです。又、治安も悪化し略奪が起こったり、刑務所も崩壊して受刑者が脱獄しているなどの報道を聞くと恐ろしくなります。各国の支援により一刻も早い常態化を願うばかりです。
 現地の建物は、鉄筋コンクリートのフレームに素焼き煉瓦を積み上げて壁にするというのが主流だそうですが、建設業界では「手抜き」と「賄賂」が蔓延し、いい加減な計画書でも許可されることが多かったそうです。
 我々の業界においても数年前に「耐震偽装」などという事が起こり大問題となりました。背景は違う話ですが、一部に利を受ける人のせいで大勢の人達が被害を被る、許せない行為です。況してや建築に措いては生命に関わることですので重大です。

 今年の1月17日で阪神淡路の震災から15年だそうです。死者6434人、負傷者4万4千人のこの災害を忘れる事無く、戒めとしていかなければならないと思います。
 耐震に関わる建築基準も強化され、設計の中での重要性も大きくなっていると感じます。耐震強度の裏付けのあるデザインでなければいけない。当たり前の事ですが、益々強化されていくであろう基準を「知らなかった」では許されないことを肝に銘じていこうと、改めて感じています。

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