社長 中嶋守夫 自己紹介

配筋検査

2015/04/03(金) 未分類

基礎は、鉄筋コンクリート構造と呼ばれる構造です。鉄筋とコンクリートが一体となった構造でRC造とも呼ばれます。
コンクリートは圧縮に強く、引っ張りには弱い材料ですが、鉄筋は圧縮に弱く引っ張りには強いという性質を持っています。この相反する性質をもった材料を一体の構造とすることで圧縮にも引張りにも強い構造を作れるのが特徴です。又、鉄筋は火に弱く、さびやすい、という欠点を持っていますが、コンクリートで覆うことにより、鉄筋を火から守り、さびの発生を防いでいますし、それぞれの材料のもつ膨張率がとても近いという事で、相性の良い材料と言われています。
木構造に比べると、鉄筋コンクリート構造は一般の方にはわかりにくい構造ですね。そこで、普段、我々が現場でどこをチェックしているか、別の言い方をすると、施工上守らなければならない部分を紹介したいと思います。

鉄筋工事
・設計通りの太さのものが、決められた本数入っているか
・鉄筋に対するかぶり厚さは適正か
・継手部分の重なり長さは適正か
・定着長さは適正か
・補強すべき部分の補強筋は適正か

コンクリート工事
・設計通りの強度のコンクリートが使用されているか
・現場で水を加えていないか(あたりまえのことですが)
・バイブレーターを使って丁寧な施工をしているか

以上をしっかり守って造れば、堅固で安心な基礎が出来上がります。

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