我が家のあかりについてです。
もともと、リビングの角にはフロアライトを置くつもりで設計していました。
でもなんとなく後回しになってしまって、気づけば1年間ないまま過ごしていました。
リビングダイニングの照明は、壁のブラケットライトとダイニングのペンダント照明だけ。
生活はできるけれど、夜になると少し暗く感じる空間でした。
先日、やっとフロアライトを購入して、リビングの角に置いてみました。
すると、思っていた以上に空間の印象が変わりました。
壁のブラケットライトのほわっとしたあかりと、フロアライトのあかりを合わせると、
リビングダイニングには全部で4つのあかりがあります。
それぞれが、その周辺だけをやさしく照らしていて、必要以上に空間全体を明るくしていません。
でも、あかりが「欲しいところ」にちゃんとある。
だからこそ、空間に奥行きが生まれたのだと思います。
明るさの量を増やしたというより、
あかりの居場所を増やした、という感覚に近いかもしれません。
設計のときに考えていたことを、
住んでからあらためて実感することもありますね。

実際に置いたのは、レ・クリントの《スノードロップ》というフロアライトです。
樹脂に折り目をつけてつくられたシェードで、光が直接目に入らず、やわらかく周囲を包むように広がります。

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