木曽檜の田舎の家

2009/09/25(金) 企画 中嶋亜紀子
当社では木曽檜をほぼ100%、全ての家の柱として使用しています。工事中の現場はもちろんのこと、完成しお引渡しをしたお住まいも良い香りがすると、喜んでいただいています。

私の実家も、23年前に木曽檜で建て替えをしました。
(もちろん美し信州建設で、真っ黒な髪だった頃の小井戸さんが監督でした)
当時から、「この家は木のいい香りがする」っと
よく言われていましたが、現在でもまだ褒められているようです。
白木だった柱も今では飴色となり、いたずらがかろうじて許された居間では、木曽檜の柱に弟が貼った、ビックリマンシールが未だに申し訳なさそうに、くっついています。
家も家族と同様に年を重ね、年輪が刻まれています。シワみたいなものでしょうか。
最近、キッチン・浴室などのリフォームをしましたが、一枚めくると、まだまだ新築当時のまま
丈夫な、木曽檜が現れました。
「まだまだ大丈夫!安心して暮らしてちょうだい!」っと言っているかのようでした。
家族は、それぞれが家庭を持ったり、独立したりしていつのまにやら住人は、両親と祖父だけになっていますが、帰省すると、昔と変らない家族の笑顔と木の香りで迎えてくれます。
ビックリマンシールでさえ、家の年輪になっているような
そんな感じです。
いくつになっても、幼い頃の記憶に戻れる故郷の家。
大事に長持ちさせたいと思います。

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