上田市 平屋の和風住宅 耐震診断による建替[2019年4月26日]奥様より

訪れた人の誰もが「丁寧にできていますね」と感心してくださいます

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夫の定年退職後の新築建て替えは私たちにとって大きな決断でした。住み慣れた思い出ある我が家でしたが、いよいよ思い切った断捨離をすることにしました。毎年おいしく食べた柿の木や緑の木陰を作ってくれた植木を、寂しいけれど切ることにもなりました。一年かけて今まで見たこともなかった古い家財や道具を整理したことは、我が家の歴史を振り返るよい機会になりました。


 ありがたいことに以前から修理でお世話になっていた美し信州建設さんにお願いすることはすぐに決まりました。以前に親戚でも家を建てていただき、仕事に間違いがないと安心してお願いできました。家は新しくするけれど、長年暮らした中で利用してきた家具や、思い出のある家具もできるだけ残したい。主人の希望は平屋で二間続きの和室があること。

私の希望は対面キッチンと続きにある収納スペース、そして布団の干せるテラス・・・。ぼんやりと、しかも迷いの多い私たちの希望を全て叶えたうえに、美しく便利な間取りを提案して下さった阿部様。それを実現してくださった池田様、小井戸様、高森様をはじめとする美し信州建設の皆様。これまで経験したことのない猛暑の中での解体作業に始まり、擁壁工事、基礎工事からの建築全てに携わってくださったパートナー会社の皆様に心からの感謝を申し上げます。解体作業が始まって8か月。擁壁工事の追加など予想外の出来事もありましたが、お蔭様で大満足の我が家が完成しました。
雪模様の予報の通り、曇り空から雪がちらつく二月初め、念願の新しい我が家に引っ越しました。玄関に立つと木目の美しい垂木が目に入ります。中に入るとまず木の香り、玄関にはカーブの美しい飾り棚。緩みなく張られた壁紙のリビング、木曽ヒノキの木目美しいお座敷の長押などが、優しいながらもキリリと姿勢を正して私たちを迎えてくれたように感じました。寒い日々、「木目を見ながら収める位置や角度を計算して削るんだよ」と、井出棟梁がにこやかに話してくださったのを思い出します。工事が進む様子を週ごとに見てきたおかげで、着工式でお会いした、たくさんの職人さんたちが厳しい暑さ、寒さの中関わってくださったことを目のあたりにすることができました。今は見えなくなった壁の中のヒノキの土台。たくさんの筋交い。表に見せる柱や欄間、京壁に見る職人さんの技。完成に近づくにつれ、コンセントの位置などの微妙な不具合がわかった時も、小井戸さんに相談するとすぐに対応して頂けたのも有難いことでした。


訪れた人の誰もが「丁寧にできていますね」と感心してくださいます。引渡式で「百パーセントの仕事を精一杯させていただきました」と宮入大工さんがおっしゃった通り、手造りの本当に素敵な家を作って頂いたと私たちも誇らしく思います。「これからが長いお付き合いになります。」と中嶋社長に言っていただき、家づくりにはこれからのメンテナンスも大切なこと、安心して相談できる窓口が続いてあることを感じ、美し信州建設さんにしてよかったと再確認しました。完成後に、大きな家具には耐震金物を、壁には飾り用留め具をつけたい、と小井戸さんに相談すると、快く付けてくださいました。


それから二か月。ただ今、桜満開の四月です。ダイニングの大きな窓からは椿やあんずの花が開き始めて散る姿など季節の移ろいを、座敷からはアプローチの周辺にチューリップや水仙が咲き始めているのを毎朝見ることができます。朝晩、そして週替わりで寒暖差の激しい今年の春ですが、うれしいことに外気からの断熱は去年とは比較になりません。以前はマイナス五℃ともなればガチガチに凍ったサッシでしたが、今年はゼロ。結露もありません。一度暖まった部屋は快適な室温をキープしてくれるので光熱費も大幅に減。私にとってうれしいことはまだあります。対面に作って頂いたキッチンのおかげで食事の支度をしながら家族の話に参加したりテレビを見たり。一緒に過ごす時間が大幅にアップ。以外に台所で一人過ごした時間の長かったことに改めて気づきました。主人や娘たちも仕事から帰ると、自然にダイニングに集まりくつろいで過ごしています。仕切りを取れば和室に続き、開放感がありとても使い勝手が良い部屋となりました。

まだまだ家財は整理するものもあり、苦手な断捨離も必要です。人生の後半に入りましたが、娘たちにも繋いでもらえるような家になるよう、楽しみながら育てていきたいと思います。これからもよろしくお願い致します。

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