上田市　桜の記念樹と共に暮らす木曽檜の木造ドミノ住宅【2020年12月21日】ご主人様より

新居での生活を4か月余り経て感じる点をいくつかあげさせていただきます

スタイル別にみる｜パッシブエアコンの家

　結婚して10数年が経った2018年の秋に、我が家の家づくりは始まりました。きっかけは娘2人が成長し、借家の間取りでは手狭感を感じ始めていたこと、そして2019年10月に消費税が引き上げられる予定となり、増税前にマイホームを持った方が得かもと感じたことでした。それまで具体的な新築プランが無かった私たちですが、何となく大手ハウスメーカーではなく、長野県や上田地域に密着して家づくりをされているメーカーさんに目が向き、休日は東信地域のモデルハウスや見学会を訪問するようになりました。

　いろいろなメーカーのお家を見る中でこだわりたいポイントがいくつか出てきました。一番のこだわりになったのは、床が無垢材の木の家に住みたいこと！2つめは木の家に薪ストーブも暖かくて素敵だけど、薪を蓄えて割るズクがない…だけど、冬も夏も快適に過ごしたい！そして、できるだけ毎月の光熱水費は節約したいな。他にも、2人の娘のそれぞれの誕生に合わせて両親が植樹した桜と桃の記念樹は残したいとか、1階と2階の空間がつながる吹抜けが欲しいな等々、考え出すとたくさんのワクワクと迷いが生まれてきました。

　いくつかのメーカーさんに私たちの希望をもとにプランニングしてもらいましたが、魅力的だけど予算が（！）であったり、部屋ごとにエアコンを設置すると電気代もかさみそうだなとか、なかなか決め手がありませんでした。そんな時、ふと美し信州建設さんのチラシが目に留まり、ふらっとお邪魔したのがモデルハウス「陽なたの家」でした。事前連絡せずに伺ったので、今思えばどなたもいらっしゃらなければ美し信州建設さんとのご縁もなかったかもしれませんし、平林さんに対応していただけたのは幸運でした。

　その後、私たちのぼやっとしたイメージから、営業ご担当の中村さんと設計ご担当の高森さんがお知恵を絞ってくださり、断熱材で囲まれた無垢材の家をパッシブエアコンで建物全体に行き渡る空調を備え、吹抜けもあって、桜も桃もウッドデッキやバルコニーから眺められる、というたくさんのこだわりを実現できるプランを作っていただきました。費用も少し頑張れば、と思えるご提案をしていただけたことも大変ありがたかったです。

　こうして我が家の家づくりを美し信州建設さんにお願いすることとなったのは、消費税が増税された2019年10月でした。「あれ？消費税の引き上げ前に購入する予定だったのでは!？」と気づいていただけると幸いですが、中村さんや高森さんに増税に伴う補助金の活用や住宅ローンの税制優遇等についてのアドバイスもいただき、金銭事情に捕われすぎずに建築スケジュールを設定していただけました。慌てずにじっくりと考えられたことは私たちにとても合った形だったと思います。

この文章を書いている今もコロナ禍は収まりを見せませんが、新型コロナ感染が全国に広まりつつあった2020年2月に地鎮祭を執り行っていただき、3月には建方となりました。田中棟梁をはじめ大工の皆さんの手際良く、言葉を交わさなくとも巧みに連携して棟上げされていく職人技に大変感動しました。工期中は施工管理ご担当の小出さんや田中棟梁、棟梁のお父様はじめ、たくさんの職人さんに丁寧に施工していただき、また暑い季節でありながらコロナ対策にも気を遣っていただき、美し信州建設さんの社風を感じました。

　こうして引き渡しとなったのは、2020年8月の私の40歳最後の日(つまり41歳の誕生日の前日)という、忘れることの方が難しそうな日でした。中嶋社長さんや美し信州建設の皆様から玄関の鍵をいただいた時は、感謝と同時に感慨深い思いでした。本当に皆様、ありがとうございました。

と、ここまで私たちの家づくりの経過を綴ってきましたが、新居での生活を4か月余り経て感じる点をいくつかあげさせていただきます。

・美し信州建設さんにお願いして一番良かったと感じるのは、関わる皆様の人柄の良さです。建築中から引き渡し後のアフターフォローまで親切、丁寧に相談に乗ってくださり、確実に対応もしていただき感謝しきりです。

・二つめは建物の品質が素晴らしいことです。無垢材の肌触りや香りが豊かで、パッシブエアコンは暑い8月も過ごしやすかったです。冬の本番はこれから迎えますが、12月中旬の現在も寒さは感じません。

・夏から秋、冬の始まりを経て、四季の移り変わりに溶け合う家だと感じています。直近では雪が積もった我が家の風景を、春にはウッドデッキから眺める桜や桃の花見が楽しみです。

　末筆になりますが、改めて美し信州建設の皆様には大変お世話になりました。我が家を大切に、楽しみながら生活をしていきますので、今後とも末永くよろしくお願いいたします。