佐久市 快適動線 暮らしを楽しむ家[2018年2月10日]奥様より

家造りは見えない部分に、こんなにも多くの手間と時間をかけているのだということがよくわかりました

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 早いもので昨年11月の引き渡しから3ヵ月が過ぎました。寒さが厳しいこの冬も、念願であった床暖房のおかげで足元からとても暖かく快適に過ごしています。今でも子供たちとの会話の中で「階段のあったところは、最初は梯子で、向きはこっちだったよね」とか「2階のトイレの水はこの壁の中を通っているんだね」とか「ここに棟梁の机(作業台のこと)があったよね」などなど、建築中の話題がよく出てきます。家の各所に、建築中の思い出があり、私たち家族にとって記憶に残る家造りの日々でした。

夫の転勤に伴い温暖な静岡県から佐久市に引っ越して来て、家族も5人に増えたことから、家を建てることに決めました。色々なハウスメーカー、工務店などを見て回りましたが、「陽なたの家」で美し信州建設を知り、完成見学会に行くたびに、木の持つ美しさやぬくもりに惹かれ、ここで家を建てたいと思うようになりました。

 建設会社は決まったものの、土地探しは手付かずで、中村さんや平林さんには土地探しの段階から大変お世話になりました。私たちが探してきた土地のいい面、悪い面をいつも率直に、わかりやすくお話頂き、私たちも落ち着いて考えることができました。家造りのいろいろなことも丁寧に教えて頂き、打ち合わせの時間がとても楽しかったことを覚えています。

昨年6月に建前を行いましたが、大きな柱がクレーンで持ち上げられ、大勢の大工さんたちの手により、家の枠組みがわずか1日でできてしまったことに大変驚きました。

 建設中は、現場監督の滝澤さん、南波棟梁を始め、多くの職人さんに大変お世話になりました。着工式で「こんなにたくさんの方々が家造りに関わるのだ…」と驚きましたが、約半年の建設期間を通して、それ以上の職人さんが、それぞれの持ち場でプロとしてお仕事をされているのだと実感しました。私たちが、現場にお邪魔した際には、皆様いつも丁寧に説明して下さり大変ありがとうございました。南波棟梁には、お仕事で忙しい中でも「今はどんな作業をしていて、今後こうなっていきます」と現状と予定を分かりやすく教えて頂きました。また、木自体のことについても教えて頂き勉強になりました。滝澤さんには、家具やカーテンの色、形まで細かく助言を頂きました。何かわからないことがあると「そうだ、滝澤さんに聞いてみよう!」となっていました。3人の子供たちも現場に行くのが大好きで、現場で集めた端材の積み木は今でも大切に使っています。

家が完成した時、「もう“現場”に行くことはないのだ」と思うと少し寂しい気持ちにもなりました。子供たちも「新しい家は嬉しいけど、棟梁や滝澤さんに会えなくなるのは寂しいね」と話していました。半年の建設期間を通して、家造りは見えない部分に、こんなにも多くの手間と時間をかけているのだということがよくわかりました。我が家の家造りに関わって頂いた全ての皆さまに感謝の気持ちをお伝えするとともに、この家をこの先ずっと大切にしていこうと考えております。本当にありがとうございました。