OMソーラー/OMクワトロソーラー
太陽熱を床下に蓄えて、家中優しく暖める
OMソーラー製品の基本的な仕組みは、屋根に設置した集熱パネルで太陽熱を取り込み、その空気を下に送ることで床下を暖めます。
暖かい空気は上昇するという熱の特性を活かし、効率的に無駄なく、足元から家全体を快適で優しい温度にしていきます。
これにより1階や2階、脱衣所やトイレなど部屋間の温度差がなくなるので寒さを我慢して部屋移動する必要もなく、開放的な吹き抜けなどでも快適に過ごすことができます。
さらに通常のエアコンであれば暖房する時は定期的な換気が必要ですが、OMソーラーは太陽熱で温まった空気で暖房しながら家の換気も同時にするので、定期的な換気の手間も省くことができます。また太陽熱を活用しお湯を作ることもできます。
OMソーラーの家 6つの効果
頭寒足熱床下からあたためるので、底冷えせず足元が冷たくありません。床と天井との温度差が少ないことが特徴です。 |
低温暖房床全体を均一にあたためるので、部屋の温度が高くなくてもあたたかく感じます。足元が冷たくないことが、低温でも寒さを感じない理由です。 |
全館暖房家の中に「寒い」「暑い」の温度差がなく、台所も廊下もトイレも脱衣所も冷えません。高齢者の方にもやさしい、「温熱環境のバリアフリー」を実現します。 |
間接暖房エアコンやストーブなどの直接暖房とちがって、そばにいる人だけが熱くなることはありません。また、強い風を感じることもありません。 |
終日暖房昼と夜の温度差が少なく、一日中ある程度のあたたかさを保ちます。例えば冬の朝、台所に立っても床が冷たくありません。 |
換気暖房新鮮な空気をあたためて採り込むため、寒い冬でも窓を開けずに暖房しながら換気できます。また、部屋の空気がゆっくり動くので、よどみません。 |
間取りからの開放家づくりを考えるとき、私たちは「部屋の数とその大きさ」から発想を始めがちです。
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OMのしくみ
屋根で太陽熱を集め、床下に蓄熱する
冬は軒先から新鮮な外気を入れ、それを屋根に降り注ぐ太陽の熱で温めて床下へ送ります。
床下へ送られた空気は、基礎のコンクリートをあたためながら、室内へ微風となって出てきます。
夕方になると、熱を蓄えたコンクリートが外気温の低下とともに少しずつ放熱をはじめ、建物全体を床からあたためます。
屋根で集めた太陽熱で、たっぷりとしたお湯を採る
夏の昼は、カンカンに熱くなった屋根の熱気を建物の外へ排気します。
屋根を昇ってきた熱い空気でまずお湯を採り、使い切れなかった熱は外へ逃がします。
床下のよどんだ空気も引き上げ(床下換気)、じめじめした空気を排気します。※建物全体に受ける熱を少しでも減らすことで、エアコンの効きに違いが出ます。
夏の夜は夜空から涼しさをもらう。
夏の夜は、放射冷却現象によって屋根が冷えます。
これを利用して、少しでも温度の下がった空気を室内にとりこみます。「冷房」とまではいえないものの、自然を活かした採涼法です。
太陽熱利用と太陽光発電を可能にしたモデル
OMの基本性能である太陽熱利用にプラスして太陽光発電を可能にしたモデルがOMクワトロソーラーです。
太陽光で取得した電力を家庭のすべての電気に使用することができます。
それに加え一般的な太陽光発電は発電時に発生する熱は捨てるしかありませんでしたが、OMクワトロソーラーは発電時に発生する熱も暖房や給湯に利用するのでエネルギーを無駄にせず効率的です。
太陽光発電パネルで太陽エネルギーの19.9%を電気として利用し、18.0%を熱として利用することで、合わせて37.9%をエネルギー利用できます。
これにより業界トップクラスの創エネ性能を実現しています。
OMクワトロソーラーのしくみ
屋根で太陽熱を集め、床下に蓄熱する
屋根への日射を利用して、太陽光発電をしながら、空気を温めます。
温まった空気を床下へ送り、蓄熱コンクリートに蓄熱しながら家全体を床から穏やかに床暖房します。
外気を暖房に利用するため、常に暖かい新鮮な空気で換気します。
夜間から明け方にかけては、蓄熱コンクリートからゆっくり放熱。
居室だけでなく、廊下や脱衣所など部屋間の温度差が少ない居心地のよい室内環境をつくります。
屋根で温めた空気を小屋裏から排気します。
主に春から秋にかけて、温められた空気を使ってお湯を沸かします。
お湯の温度は、約300Lの貯湯槽に貯めた水が、約50℃になります。浴槽にお湯を張ったり、シャワーに使えます。
夏の夜は夜空から涼しさをもらう。
夏の夜は、放射冷却現象によって屋根が冷えます。
これを利用して、少しでも温度の下がった空気を室内にとりこみます。
「冷房」とまではいえないものの、自然を活かした採涼法です。